top of page
ご覧いただいた方は、私のお客様です。ご意見やご感想を寄せいただけることで、励みになります。お気軽にお声がけください。
私の素顔


モノクロームのバリ島
宿の庭に咲いていた、黄色かピンクの蘭。 花々に群れ飛ぶ蝶と鳥たち、壮麗な夕焼け、果物、極彩色に彩られた祭りの庭、バリ島は色彩にあふれている。だがなぜかこのとき、1995年12月、私はすでに馴染み始めていたポジフィルムではなく、モノクロのネガフィルムを持って、バリ島に行った。 高原の湖にはウルン・ダヌ寺院がある。空の色が湖面を染める。 バリ島の霊峰アグン山。水田と椰子の緑に浮かんでいた。 バリ島から帰ってきたらすぐにかみさんは手術を受けることとなっていた。私は修論の提出があった。そんなとき、どうしてもバリ島に行きたくなったのだった。白黒の世界にバリ島とかみさんへの思いを焼き付けたかった。 私を狙うかみさん。 撮られた私。このとき39歳。すでに白髪が目立つ。 実質的にこれが最後のモノクローム撮影となる。博物館の展示設計や地域活性化のプランニングという仕事と、大学の研究発表にはスライドが欠かせなかった。私は次第にポジフィルム主体で撮影するようになっていた。 宿の朝食。ミー・クワッ(汁麺)と果物、バリコーヒーの組み合わせ。 部屋の入口を守る聖獣像。極彩色

千葉正樹
10月18日読了時間: 4分


アゴラの石の床
今日はギリシアの話をしようか。国旗を持っているのはたびくまチャチャイ。 このブログではヨーロッパの歴史的広場を見ていきたい。まずハンナ・アーレントらの着目する古代ギリシアのポリスにおける広場、アゴラαγοραがある。 アテネは古代遺跡の世界。地下鉄は遺跡をよけて、ときに地上...

千葉正樹
8月25日読了時間: 4分


私という新人類
十和田湖畔。父母の新婚旅行先。誕生日から逆算して、私はここで生を受けたことになる。 年譜はよほど暇のある方だけがご覧くだされ。 紆余曲折の人生を過ごしてきた。仕事は6回変わった。大きい変化はふつうの社会人から研究者に転じたことにある。ちょうど40歳になるころであった。...

千葉正樹
7月14日読了時間: 2分
bottom of page