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たびのくまたち


遠野イメージ
遠野は霧で迎えてくれた。 たびくまチールは釜石線で遠野に向かう。 一編の書物がまちの運命を変えた。今回、2年ぶりの旅となった遠野では、観光と都市の歴史について、いろいろと考えさせられた。ざっぱくなメモばかりだが、たくさん写真も撮ったので、ゆっくりお付き合い願いたい。 まずは柳田先生にごあいさつ。 遠野の未来を変えた書物、それはいうまでもなく柳田国男『遠野物語』である。1910(明治43)年に自費出版されたこの本は、すぐに商業出版されて読み継がれ、日本民俗学の夜明けを告げるものとなった。『遠野物語』に魅せられた研究者や文学者は次々この地を訪れ、そこに民俗学のファンも加わっていく。昭和50年代には民俗学を主軸とする日本初めての博物館、遠野市立博物館の開館もあって、遠野の旅はひとつのブームとなった。 しかしそのころは、以前、このブログでも紹介したように(項目・「遠野の『ふつう』に惹かれて」を御覧ください)、博物館以外には一棟の曲り家を移設復元した伝承園があったぐらいで、遠野ファンたちはバスや自転車、徒歩で「ふつうの田舎町」遠野を巡り歩いていた。「ふつう

千葉正樹
11月7日読了時間: 6分


母都市コニンブリガ
コニンブリガの遺跡で思いをはせるチールとダダーチャ。 コニンブリガの一角に復元されたローマ時代の中庭。 ポルトガルの中北部、コインブラの近郊にローマ時代の都市遺跡、コニンブリガがある。相次ぐ異民族の侵入か飢渇か、コニンブリガの住民はこの街を捨てた。そして近くにできたのが中世...

千葉正樹
9月18日読了時間: 3分


アゴラの石の床
今日はギリシアの話をしようか。国旗を持っているのはたびくまチャチャイ。 このブログではヨーロッパの歴史的広場を見ていきたい。まずハンナ・アーレントらの着目する古代ギリシアのポリスにおける広場、アゴラαγοραがある。 アテネは古代遺跡の世界。地下鉄は遺跡をよけて、ときに地上...

千葉正樹
8月25日読了時間: 4分


たびのくまたちⅡ―スペイン編―
ホテルで金貨(チョコレート)をもらって大喜びの左からチール、チャチャイ、ファニート。 スペイン、セビーリャのホテル、アルフォンソで、かみさんはメイドさんに手紙を書いた。くまが金貨チョコをほしがっている。結果、くまたちは金貨に埋もれた姿で待っていた。...

千葉正樹
7月29日読了時間: 2分


たびのくまたち
左からファニート、チール、チールに抱かれているのはチャチャイ フランクフルトにて。リンゴ酒に夢中のチャチャイ。 アルハンブラのパラドールで。夜明けのヘネラリフェ(離宮)を眺めるチール 旅にはくまたちが同行する。最初は妻のバッグで、そのうち私のカメラバッグに潜んで。...

千葉正樹
7月15日読了時間: 1分
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