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広場論


祭りの街に宿はなかった
赤茶けた平原の中、モンサラースは城壁に囲まれて、忽然と現れた。 旧市庁舎の2階から見た中央広場にはかつて絞首刑に使われた石柱が立っている。 イベリア半島の古い小さい町には必ず中央広場がある。2,30メートル四方の石畳の空間・聖堂・バルbar・市庁舎・旅館・井戸・絞首刑用の処...

千葉正樹
6 日前読了時間: 4分


アゴラの石の床
今日はギリシアの話をしようか。国旗を持っているのはたびくまチャチャイ。 このブログではヨーロッパの歴史的広場を見ていきたい。まずハンナ・アーレントらの着目する古代ギリシアのポリスにおける広場、アゴラαγοραがある。 アテネは古代遺跡の世界。地下鉄は遺跡をよけて、ときに地上...

千葉正樹
8月25日読了時間: 4分


ポルトガルの村の「牛殺し」
スペイン風にケープで牛を裁く村人 祭の初日、モンサラースは闘牛を行った。場所は城塞の本丸にあたる部分にある広場型の空間である。規模は町の中央広場より一回り大きく、舗装されていない。かつては城に起居する騎士たちが武技を競う、〈騎士の広場〉であったのだろう。周囲は見物席になっ...

千葉正樹
7月15日読了時間: 3分


9.11の時、ポルトガルで熱を出していた。
2001年9月13日、アメリカ同時多発テロから2日過ぎて、リスボンのサンジョルジョ城には半旗が掲げられていた。 9.11、世界が変わったあの日、私はポルトガル南部の町、エヴォラで発熱し、ホテルでひとり寝ていた。昼過ぎだろうか、食料品の買い出しに行ってくれていた妻がテレビを...

千葉正樹
7月15日読了時間: 3分
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