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たまには日本語から離れたい

  • 執筆者の写真: 千葉正樹
    千葉正樹
  • 7月14日
  • 読了時間: 2分
バリ島のカフェで。10日も滞在しているとローマ字が自然に頭に入ってくる。
バリ島のカフェで。10日も滞在しているとローマ字が自然に頭に入ってくる。

 日本語に、それも江戸時代の日本語に浸っている毎日から、時には解き放たれたくなる。もともと文化人類学を指向していたこともあって、世界を旅しながら、いろいろと考えてきた。毎日、旅日記をつけ、数十枚の写真とともに、情報は積み重なっている。ときには外国にいる視点から日本の歴史を照らし直すこともできた。

 定年を迎え、リフォームした我が家から出てきた大量の写真と日記たち。ざっぱくなものばかりではあるのだが、ところどころ、あれっと自分でも思わされる、斬新な観察もある。本業の論文では書けない、そんなこと、あんなことをまるごと公開したい。日本語から切れていた時の思考をも、お目にかけたい。そんな思いからこのブログを立ち上げた。

 まあ、外国に行っていると言っても、せいぜい旅行会話程度の外国語で、日記はほぼ日本語で埋め尽くされている。外国語で思考しているわけではない。持って行っている書籍もほとんどが日本語のもの、時には旅先で共同執筆している本の分担部分の締め切りに追われると言うこともあった。

 だから、このブログも基本的には日本語の世界である。ただ、それを包んでいた言語と文化は外国という器に取り巻かれていて、ちょっぴりだけれどその臭いは感じてもらえるんじゃないか。そんなことを考えている。



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